2011年の新車販売は前年比15％減、34年ぶり低水準

2012年 01月 5日 16:16 JST

 

記事を印刷する | 

ブックマーク

 | 1ページに表示

[-] 文字サイズ [+]

1 of 1[Full Size]

トップニュース

ドル76円後半、ユーロは下げ一服も下値不安は根強い

日経平均3日ぶり反落、低位材料株への物色強まる

情報ＢＯＸ：米ＦＲＢの政策金利見通し公表、その狙いと手法

世界の自動車市場は年5％成長へ、中印がけん引＝米フォード

［東京　５日　ロイター］　日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）が５日まとめた２０１１年の新車販売台数は、前年比１５．１％減の４２１万０２２０台だった。

１９７７年（４１９万４２４９台）以来、３４年ぶりの低水準。東日本大震災後に生じた自動車メーカーからの車両供給不足で販売が低迷し、２年ぶりに前年を下回った。また、３年連続で５００万台の大台を割り込んだ。

１１年の販売台数のうち、軽自動車以外が前年比１６．７％減の２６８万９０７４台。統計を開始した６８年（２２８万９８２６台）に次いで、過去２番目の低水準だった。前年のエコカー補助金終了後の反動減が薄れてきたところに震災が直撃。前年実績で２カ月分に相当する台数が減少した。一方、軽自動車も前年比１１．９％減の１５２万１１４６台と苦戦した。

１２年の見通しについては、エコカー補助金の復活やエコカー減税の延長などの効果を試算していないとし、自販連、全軽自協ともに明言を避けた。

＜１２月単月の国内新車販売台数（軽自動車を除く）は前年同月比２３．５％増＞

１１年１２月単月の国内新車販売台数（軽自動車を除く）は、前年同月比２３．５％増の２２万１９６０台となり、４カ月連続で前年実績を上回った。ブランド別では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が同２２．０％増の９万４９７０台、ホンダ(7267.T: 株価,ニュース, レポート)が同６．３％増の３万０９４３台で、それぞれ４カ月連続で前年水準を上回った。日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)も同３７．２％増の３万４１２６台となり、３カ月連続で増加した。

一方、１１年１２月単月の軽自動車国内販売台数は、同１７．６％増の１２万７２４６台となり、３カ月連続前年水準を上回った。メーカー別では、スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)が同１３．６％増の３万７９０１台、ダイハツ工業(7262.T: 株価, ニュース, レポート)が同２３．０％増の４万７３５１台だった。