2012年1月5日木曜日


イラン制裁強化、EUも原油禁輸で合意:識者はこうみる

2012年 01月 5日 16:24 JST
 
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[ロンドン 4日 ロイター]  欧州連合(EU)加盟国は、核開発疑惑のあるイランへの制裁措置として、同国産原油の輸入を禁止することで基本合意した。EU外交官が4日明らかにした。
オバマ米大統領が昨年末にイラン制裁法案に署名していることから、EUが米国に続きイランの原油禁輸に踏み切れば、総選挙を数カ月後に控えるイラン政権には大きな痛手になるとみられている。
EUによるイラン産原油禁輸合意に関する識者の見方は以下の通り。
●軍事行動のエスカレーションは杞憂
<BNPパリバのエネルギーストラテジスト、ガレス・ルイス・デービス氏>
地域の軍事行動のエスカレーションにつながりかねないとの見方もあるが、それは誇張されていると思う。原油取引への直接的なインパクトを見なくてはならないが、影響はないように見える。イラン産原油の輸出先の多くは米国とEU以外であり、大きな買い手は中国とインドだ。
●ホルムズ海峡の閉鎖は行き過ぎた策
<エネルギー・コンサルタント会社ペトロマトリックスのコンサルタント、オリビエ・ジェイコブ氏>   続く...

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